VPSにインストールしたWindowsでリモートデスクトップを使おう

SuitePRO V4では、VPSにWindows Serverをインストールすることもできます。そのWindows Serverにリモートデスクトップ接続すれば、WindowsやMacのパソコンで、VPS上のWindows Serverを操作することができます。今回はその手順を解説します。

 

 

■SuitePRO V4のWindows Serverにリモート接続

■Windows Server 2012側の設定

■リモートデスクトップで接続する

 

■SuitePRO V4のWindows Serverにリモート接続

VPSによっては、Linuxだけではなく、Windows Serverをインストールできるようになっているところもあります。NTTPCのVPSの場合、上位プランの「SuitePRO V4」だと次のWindows Serverをインストールすることができます。

 

・Windows Server 2008 R2 Datacenter

・Windows Server 2012 R2 Datacenter

 

Windows Serverでは、各種の設定やソフトのインストールなどを、GUIで行うことが多いです。SuitePRO V4には「コンソール」という機能があり、Webブラウザ上でWindows Serverに接続して、GUIで操作することができます(図1)。

ただ、Webブラウザではなく、リモートデスクトップのソフトの方が使いやすいので、そちらを使いたいところです。今回は、VPSにインストールしたWindows Server 2012に、リモートデスクトップで接続する手順を紹介します。

 

図1 コンソールでWindows Serverに接続したところ

図1 コンソールでWindows Serverに接続したところ

 

 

■Windows Server 2012側の設定

リモートデスクトップで接続できるように、VPS上のWindows Server 2012で設定を行います。この作業は、前述のコンソールを使ってWebブラウザ上で行います。

 

・リモートアクセスの許可

まず、コントロールパネルの「リモートアクセスの許可」を使って、リモートデスクトップ接続できるように設定します。手順は次の通りです。

 

①「スタート」ボタンをクリックしてスタート画面を開き、「コントロールパネル」をクリックして、コントロールパネルを起動します。

②コントロールパネルの最初の画面で「システムとセキュリティ」をクリックします。

③「システムとセキュリティ」の画面が開きますので、「リモートアクセスの許可」をクリックします(図2)。

④「システムのプロパティ」が開きますので、「このコンピュータへのリモート接続を許可する」をオンにし、その下の「ネットワークレベル認証でリモートデスクトップを実行しているコンピュータからのみ接続を許可する」のチェックもオンにします(図3)。

 

 

図2 「リモートアクセスの許可」をクリック

図2 「リモートアクセスの許可」をクリック

 

図3 リモートアクセスを許可する

図3 リモートアクセスを許可する

 

・接続元IPアドレスの制限

Windows Serverのリモート接続の標準設定では、任意のIPアドレスからの接続を受け付けるようになっています。しかし、これはセキュリティ的に望ましくありません。自分のパソコンからの接続のみ受け付けるように、接続元IPアドレスを制限することをお勧めします。

設定の手順は次の通りです。

 

①「スタート」ボタンをクリックしてスタート画面を開き、「管理ツール」をクリックして、管理ツールを起動します。

②管理ツールの一覧の中で、「セキュリティが強化されたWindowsファイアウォール」をダブルクリックし(図4)、ファイアウォールの画面を開きます。

③画面左端の項目一覧で「受信の規則」をクリックし、規則一覧の中で、名前が「リモートデスクトップ – ユーザーモード(TCP受信)」でプロファイルが「パブリック」の行をダブルクリックします(図5)。

④プロパティの画面が開きますので、「スコープ」のタブをクリックし、「リモートIPアドレス」のところの「これらのIPアドレス」をオンにして、「リモートIPアドレス」の「追加」ボタンをクリックします(図6)。

⑤「IPアドレス」の画面が開きますので、「このIPアドレスまたはサブネット」をオンにし、接続元のIPアドレスを入力します(図7)。

⑥「OK」ボタンをクリックして図7および図6画面を順に閉じます。

⑦ファイアウォールの画面に戻ったら、名前が「リモートデスクトップ – ユーザーモード(TCP受信)」でプロファイルが「パブリック」の行を右クリックし、メニューの「規則の有効化」をクリックします。

 

図4 ファイアウォールを起動する

図4 ファイアウォールを起動する

 

図5 リモートデスクトップの規則を開く

図5 リモートデスクトップの規則を開く

 

図6 特定のIPアドレスからの接続設定を開く

図6 特定のIPアドレスからの接続設定を開く

 

図7 接続元IPアドレスを指定する

図7 接続元IPアドレスを指定する

 

■リモートデスクトップで接続する

Windows Server側の設定ができたら、WindowsやMacのパソコンからリモートデスクトップで接続します。

 

・Windowsからの接続

WindowsのパソコンからWindows Serverに接続するには、Windowsに標準で付属している「リモートデスクトップ接続」を使います。Windows 10の場合、接続の手順は以下の通りです。

 

①「スタート」ボタンから「すべてのプログラム」→「Windowsアクセサリ」→「リモートデスクトップ接続」を選び、リモートデスクトップ接続を起動します。

②「コンピュータ」の欄に、VPSのIPアドレスを入力します(図8)。

③「接続」ボタンをクリックします。

④「資格情報を入力してください」の画面が開きますので、Windows ServerのAdministratorユーザー(管理者)に設定したパスワードを入力します(図9)。

⑤証明書に関する警告メッセージが表示されますが、「はい」ボタンをクリックします(図10)。

⑥接続が行われ、WindowsパソコンからVPSのWindows Serverを操作できる状態になります(図11)。

 

図8 VPSのIPアドレスを入力する

図8 VPSのIPアドレスを入力する

 

図9 Administratorユーザーのパスワードを入力する

図9 Administratorユーザーのパスワードを入力する

 

図10 警告メッセージが表示されるが「次へ」をクリックする

図10 警告メッセージが表示されるが「次へ」をクリックする

 

図11 リモートデスクトップ接続でWindows Serverを操作することができる

図11 リモートデスクトップ接続でWindows Serverを操作することができる

 

 

・Macからの接続

MacからWindows Serverに接続するには、「Microsoft Remote Desktop」というアプリを使います。このアプリはMac App Storeからダウンロードしてインストールすることができます。

まず、接続の設定を行って保存します。その手順は次のようになります(図12)。

 

①画面左上の「New」のボタンをクリックし、接続設定を入力する画面を開きます。

②「Connection name」の欄には、接続先を表すような名前を決めて入力します。

③「PC name」の欄に、VPSのIPアドレスを入力します。

④「User name」の欄に「Administrator」と入力します。

⑤「Password」の欄に、Windows ServerのAdministratorユーザー(管理者)に設定したパスワードを入力します。

⑥ウィンドウを閉じます。

 

これ以後は、Microsoft Remote Desktopを起動したときの画面に、接続設定の名前が表示されます(図13)。この名前をダブルクリックすると、証明書に関するメッセージが表示されますが、そのまま「Continue」ボタンをクリックします。

 

図12 接続の設定を行う

図12 接続の設定を行う

 

図13 設定名をダブルクリックして接続する

図13 設定名をダブルクリックして接続する

 

 

 

 

 

うちだ
サービスクリエーション本部所属        (監修:とみなが)       

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