動作が遅い・重い…スペックを上げてみよう

サーバーの動作が重い場合、スペックを上げることで解決できることもあります。今回は、上位サービスのSuitePRO V4を対象に、スペック変更の手順を解説します。

 

 

■SuitePRO V4ではスペック変更が可能

■スペック変更の際の注意点

■CPU/メモリのスペックの変更

■ディスクの追加

 

 

■SuitePRO V4ではスペック変更が可能

VPSのサービスによっては、CPUなどのスペックを動的に変更できるものもあります。

NTTPCの場合だと、上位プランのSuitePRO V4では次のスペック変更に対応しています。

 

・CPUのコア数

・メモリ容量

・ディスク容量

 

ただし、CPUのコア数とメモリ容量は個別には変えることはできず、表1の組み合わせから選ぶ必要があります。

また、ディスク容量の変更は、ドライブを追加する形で行われます。最大で20ドライブまで作成することができ、そのうちの4ドライブをインスタンスに割り当てることができます。

 

表1 CPUのコア数/メモリ容量の組み合わせ

CPUのコア数 メモリ容量
2 2GB
4 4GB
4 8GB
8 16GB
8 32GB

 

 

■スペック変更の際の注意点

スペックを変更する場合、注意する点があります。

 

・スペックを上げる場合

スペックを上げる際には、変更作業が終わった後に、インスタンスをいったん終了して、その後に起動することが必要です。なお、スペック変更前にインスタンスを停止しておく必要はありません。

 

・スペックを下げる場合

スペックを下げるには、上げる場合と異なり、対象のインスタンスをいったん停止してからスペック変更することが必要です。

 

・次の変更までの期間

CPU/メモリのスペックを一度変更すると、その後2日間はスペック変更ができなくなります。変更を間違わないように注意します。

 

 

■CPU/メモリのスペックの変更

CPU/メモリのスペックを変更するには、以下の手順を取ります。

 

①契約者コントロールパネルにログインします。

②「スペックの変更」をクリックします。

③「変更する値」で「サーバタイプ(メモリ/CPU/ブートディスク)」を選んで、「次へ」ボタンをクリックします(図1)。

④「変更後の値」の欄で、変更後のスペックを選び、「変更する」ボタンをクリックします(図2)。

⑤確認ページが表示されますので、再度「変更する」ボタンをクリックします。

⑥インスタンスをいったん停止し、その後に起動します。

 

図1 「変更する値」で「サーバタイプ(メモリ/CPU/ブートディスク)」を選ぶ

図1 「変更する値」で「サーバタイプ(メモリ/CPU/ブートディスク)」を選ぶ

 

 

図2 変更後のスペックを選ぶ

図2 変更後のスペックを選ぶ

 

 

■ディスクの追加

ディスクを追加するには次のような手順を取ります。

 

・ディスクポイントの購入

まず、必要なディスク容量に合わせて、契約者コントロールパネルでディスクポイントを購入しておきます。手順は次の通りです。

 

①契約者コントロールパネルにログインします。

②「スペックの変更」をクリックします。

③「変更する値」で「契約ディスクポイント」を選んで「次へ」をクリックします(図3)。

④「変更後の値」の欄で、変更後のディスクポイントを選び、「変更する」ボタンをクリックします(図4)。

⑤確認ページが表示されますので、再度「変更する」ボタンをクリックします。

 

図3 「変更する値」で「契約ディスクポイント」を選ぶ

図3 「変更する値」で「契約ディスクポイント」を選ぶ

 

図4 ディスクポイントを変更する

図4 ディスクポイントを変更する

 

・ディスクの作成

ディスクの作成はコントロールパネルで行います。手順は次の通りです。

 

①コントロールパネルにログインします。

②「ストレージ」メニューをクリックし、次の画面で「ディスク新規作成」をクリックします(図5)。

③ディスク名を決めて入力し、ディスクプランを選択して、「作成」ボタンをクリックします(図6)。

 

 

図5 「ストレージ」の「ディスク新規作成」をクリック

図5 「ストレージ」の「ディスク新規作成」をクリック

 

 

図6 ディスク名を決め、ディスクプランを選択

図6 ディスク名を決め、ディスクプランを選択

 

 

・ディスクの割り当て

次に、作成したディスクをインスタンスに割り当てます。手順は次の通りです。

 

①コントロールパネルにログインします。

②「ストレージ」メニューをクリックします。

③割り当て先のスロットの行で、「設定」のリンクをクリックします(図7)。

④割り当てるディスクのラジオボタンをオンにし、「設定」ボタンをクリックします(図8)。

 

図7 割り当て先のスロットの行で「設定」のリンクをクリック

図7 割り当て先のスロットの行で「設定」のリンクをクリック

 

図8 割り当てるディスクを選んで「設定」をクリック

図8 割り当てるディスクを選んで「設定」をクリック

 

 

・ディスクのマウント

次に、OSを操作して、インスタンスに割り当てたディスクをマウントします。この作業の手順はOSによって異なります。CentOS6の場合だと、次のような手順になります。

 

①「sudo yum -y install parted」のコマンドを実行して、partedというツールをインストールします。

②「sudo parted -l」のコマンドを実行します。

③「Error: /dev/XXX: unrecognised disk label」のようなエラーメッセージが表示されます(「XXX」の部分は状況によって変わります)。

④「sudo parted /dev/XXX」のコマンドを実行します。「XXX」には、③のエラーメッセージに表示されたものと同じ名前を入力します。

⑤「(parted)」のプロンプトに対して、「mklabel gpt」と入力します。

⑥「(parted)」のプロンプトに対して、「mkpart」と入力します。

⑦「Partition name?  []?」のプロンプトに対して、Enterキーを押します。

⑧「File system type?  [ext2]?」のプロンプトに対して、「ext4」と入力します。

⑨「Start?」のプロンプトに対して「0%」と入力します。

⑩「End?」のプロンプトに対して「100%」と入力します。

⑪「(parted)」のプロンプトに対して、「quit」と入力します。

⑫「sudo cat /proc/partitions」のコマンドを実行し、パーティションの一覧を表示します。

⑬「name」の列が「XXX1」になっているものがあることを確認します(「XXX」は、③のエラーメッセージに表示されたものと同じ名前)。

⑭「sudo mkfs.ext4 /dev/XXX1」のコマンドを実行して、パーティションをフォーマットします(「XXX」は、③のエラーメッセージに表示されたものと同じ名前)。

⑮mkdirコマンドで、ディスクのマウント先のディレクトリを作ります。例えば、「/disk1」というディレクトリにマウントしたい場合だと、「sudo mkdir /disk1」のコマンドを実行します。

⑯「mount /dev/XXX1 マウント先ディレクトリ」のようなコマンドを実行して、ディスクをマウントします(「XXX」は、③のエラーメッセージに表示されたものと同じ名前)。

⑰「sudo nano /etc/fstab」のコマンドを実行し、/etc/fstabファイルを開きます。

⑱ファイルの最後に次のような行を追加して保存します。

 

リスト /etc/fstabファイルに追加する行

/dev/XXX1 マウント先ディレクトリ ext4 defaults 0 0

 

⑲インスタンスを再起動して、ディスクがマウントされていることを確認します。

 

なお、OSごとのマウント手順の詳細は、表2の各ページをご参照ください。

 

表2 ディスクのマウント手順ページ

OS ページのアドレス
CentOS 6 https://web.arena.ne.jp/support/suiteprov4/manual/backupdata_cetnos6.html
CentOS 7 https://web.arena.ne.jp/support/suiteprov4/manual/backupdata_cetnos7.html
Windows Server 2008R2 https://web.arena.ne.jp/support/suiteprov4/manual/backupdata_win2008r2.html
Windows Server 2012R2 https://web.arena.ne.jp/support/suiteprov4/manual/backupdata_win2012r2.html

 

 

 

 

 

うちだ
サービスクリエーション本部所属        (監修:とみなが)       

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