バックアップをとろう

ソフトの不具合や、人為的なミスによって、データを破損してしまったりすることもあります。そのような時に、バックアップを取っていれば、被害を最小限に抑えることができます。今回は、バックアップの方法を紹介します。

 

■バックアップオプションの追加

■バックアップの作成

■バックアップからのリストア

■バックアップからインスタンスを起動

■バックアップの削除

■部分的なバックアップ

 

 

■バックアップオプションの追加

NTTPCのVPSクラウドでは、オプションでバックアップ機能を追加することができます(ただし、4G-SSDタイプ以上のプランのみ利用可能)。ある時点でのVPSのディスクの内容を丸ごとバックアップすることができます。

バックアップオプションは、VPS購入時に一緒に申し込むことができます。申込画面の「オプションを選択してください」の「バックアップ」のところで、バックアップの容量を選択します。

また、VPS購入後に追加することもできます。その場合は、次の手順を取ります。

 

①契約者コンパネにログインします。

②メニューの「ご利用サービス」を選択します。

③利用しているVPSの一覧が表示されますので、「詳細」ボタンをクリックします。

④VPSの詳細が表示されますので、「プラン」部分の「バックアップ」のところで、バックアップの容量を選択します。

 

なお、バックアップ1つにつき、VPSのディスク容量と同じ量のバックアップ領域が使われます。例えば、ディスク容量100GBのVPSで、400GBのバックアップオプションを追加した場合、別々のバックアップを4個とれることになります。

 

 

■バックアップの作成

バックアップの作成は、サービスコンパネで行います。手順は次の通りです。

 

①ページ左端のメニューで「インスタンス」をクリックして、インスタンス一覧のページを開きます。

②バックアップしたいインスタンスで、左端のチェックボックスをオンにします。

③「バックアップ」のボタンをクリックします(図1)。

④「インスタンスのバックアップを作成」の画面が開きます。

⑤バックアップの内容がわかるような名前を決めて、「バックアップ名」の欄に入力します。

⑥「バックアップ」ボタンをクリックします(図2)。

 

なお、バックアップが終わるまでには数分程度時間がかかります。

 

図1 インスタンスを選択して「バックアップ」ボタンをクリックする

図1 インスタンスを選択して「バックアップ」ボタンをクリックする

 

図2 バックアップ名を決める

図2 バックアップ名を決める

 

 

■バックアップからのリストア

トラブルでインスタンスが壊れた時などには、バックアップからリストアすることができます。

まず、そのインスタンスを停止(パワーオフ)しておきます。その手順は、「コントロールパネルの基本操作」の記事を参照してください。

そのあと、次の手順でリストアを行います。

 

①サービスコンパネにログインし、ページ左端のメニューで「インスタンス」をクリックして、インスタンス一覧のページを開きます。

②リストアしたいインスタンスの行で、左端のチェックボックスをオンにし、「リストア」ボタンをクリックします。

③「インスタンスのリストア」の画面が開きます。

④リストア元のバックアップを選択して、「次へ」ボタンをクリックします(図3)。

⑤リストアの確認画面が表示されますので、「リストア」ボタンをクリックします。

 

なお、リストアにはしばらく時間がかかります。インスタンス一覧のページで、インスタンスの状態が「running」になれば、リストアが完了して動作している状態です。

 

 

図3 バックアップからのリストア

図3 バックアップからのリストア

 

 

■バックアップからインスタンスを起動

バックアップした結果は、マシンイメージとして保存されます。そこから新たにインスタンスを起動することもできます。

起動の手順は、通常のマシンイメージの場合と同じで、次のようになります。

 

①サービスコンパネにログインし、ページ左端のメニューで「マシンイメージ」をクリックします。

②マシンイメージの一覧が表示され、その中にバックアップしたものも表示されます。

③起動したいバックアップの行で、左端のラジオボタンをオンにし、「インスタンスの起動」ボタンをクリックします。

 

 

■バックアップの削除

不要になったバックアップは、削除することができます。この手順は次の通りです。

 

①サービスコンパネにログインし、ページ左端のメニューで「マシンイメージ」をクリックします。

②マシンイメージの一覧が表示され、その中にバックアップしたものも表示されます。

③削除したいバックアップの行で、左端のラジオボタンをオンにし、「バックアップイメージを削除」ボタンをクリックします。

 

 

■部分的なバックアップ

ディスク全体のバックアップではなく、一部分のファイルだけバックアップしたいときもあります。

レンタルサーバーでバックアップする場合だと、FTPでファイルをダウンロードすることが多いのではないかと思います。ただ、この方法ではダウンロードに時間がかかりますし、また途中でダウンロードが止まってしまうこともあります。

そこで、VPS上でファイルを圧縮し、その圧縮ファイルをダウンロードするという方法を紹介します。

 

・tar.gzファイルへの圧縮

Linuxでは「tar.gz」という形式の圧縮ファイルをよく使います。ディレクトリを丸ごとtar.gzファイルに圧縮するには、そのディレクトリの親のディレクトリをカレントディレクトリにした状態で、次のコマンドを実行します。

 

リスト 圧縮ファイルのオーナーを作業ユーザーにする

sudo chown 作業ユーザー名 圧縮ファイル名

 

例えば、「/var/www/html/wordpress」ディレクトリの中身を、「wordpress.tar.gz」というファイルに圧縮したいとします。この場合、次の順にコマンドを実行します。

 

リスト tarコマンドでバックアップする例

cd /var/www/html
sudo tar cvzf wordpress.tar.gz wordpress/*

 

なお、作成された圧縮ファイルは、オーナーがrootになります。このままでは、作業ユーザーでSFTPで接続するとダウンロードできないので、次のようなコマンドでオーナーを作業ユーザーに変更してからダウンロードします。

 

リスト 圧縮ファイルのオーナーを作業ユーザーにする

sudo chown 作業ユーザー名 圧縮ファイル名

 

・圧縮ファイルからの復元

tar.gz形式の圧縮ファイルを解凍して元のファイルを復元するには、復元先のディレクトリをカレントディレクトリにした後で、次のコマンドを実行します。

 

リスト tar.gzファイルの解凍

sudo tar xvzf 圧縮ファイル名

 

例えば、前述の手順で作成したwordpress.tar.gzファイルを解凍して復元する場合だと、次のコマンドを実行します。

 

リスト tarコマンドで復元する例

cd /var/www/html

sudo tar xvzf wordpress.tar.gz

 

 

 

 

うちだ
サービスクリエーション本部所属        (監修:とみなが)       

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