VPSにファイルを転送しよう

ローカルとVPSとの間で、ファイルを転送することも多いです。今回は、SFTPを使ってファイル転送を行う手順を解説します。

 

■SFTPでファイルを転送する

■FileZillaのインストール

■接続の設定

■鍵の設定

■ファイル転送を行う

■SFTP Net DriveでVPSのディスクをローカルにマウントする

 

 

■SFTPでファイルを転送する

レンタルサーバーと同様に、VPSで各種の作業を行う際にも、ローカルとVPSとの間でファイルを転送したい場面が多々あります。

VPSにFTPサーバーをインストールすることもできますが、FTPはセキュリティ的にあまり良いとは言えません。そこで、FTPではなく、SFTP(Secure FTP)を使うことにします。

SFTPはSSHを使ったファイル転送で、キーペアを使って認証を行うことができます。ユーザー名/パスワードの組み合わせでログインするのと比べると、キーペアで認証する仕組みの方がセキュリティは高くなります。

また、SFTPではSSHを利用しますので、通信の際にデータは暗号化されます。通常のFTPだと暗号化はされないので、この点でもSFTPの方がセキュリティは高いです。

さらに、SFTPのサーバーは、SSHサーバーの一機能として動作します。CentOS 6でSSHサーバーを動作させれば、通常は初期状態でSFTPのサーバーも動作する状態になっているので、サーバー側の設定を行わなくてもとりあえずは使えるというメリットもあります。

 

 

■FileZillaのインストール

今述べたように、サーバー側はここでは特に作業は行わず、ローカルのパソコンにSFTPに対応したファイル転送ソフトをインストールします。そのようなソフトはいくつかありますが、よく使われていて、かつWindows/Macの両方に対応したものとして、「FileZilla」があります。

FileZillaは次のページでダウンロードすることができます。

 

https://filezilla-project.org/download.php?type=client

 

Windowsでは、ダウンロードしたファイルをエクスプローラなどでダブルクリックして実行すれば、インストールプログラムが起動します。画面の指示に従って、インストールを行います。

Macでは、ダウンロードのフォルダを開いて、FileZillaのアイコンをクリックすればインストールすることができます。

 

 

■接続の設定

FileZillaのインストールが終わったら、起動して接続の設定を行います。手順は次の通りです(図1)。

 

①「ファイル」→「サイトマネージャ」メニューを選び、「サイトマネージャ」の画面を開きます。

②サイトマネージャの左下のあたりにある「新しいサイト」のボタンをクリックします。

③サイトマネージャ左上の「自分のサイト」のツリーに「新規サイト」が作成されますので、名前を適宜変更します。

④「ホスト」の欄にVPSのIPアドレスを入力します。

⑤「プロトコル」の欄で「SFTP – SSH File Transfer Protocol」を選択します。

⑥「ログオンの種類」の欄で「通常」を選択します。

⑦「ユーザ」の欄に「root」と入力します。

⑧「OK」ボタンをクリックします。

 

図1 接続の設定

図1 接続の設定

 

 

■鍵の設定

SFTPで接続するには、FileZillaに鍵の情報も設定します。この手順は次の通りです。

 

①「編集」→「設定」(Macでは「FileZilla」→「設定」)メニューを選び、「設定」の画面を開きます(図2)。

②画面左端の「ページを選択」のツリーで、「接続」の下の「SFTP」を選択します。

③「公開鍵認証」の部分で、「鍵ファイルを追加」ボタンをクリックします。

④ファイル選択の画面が開きますので、VPSの鍵のファイルを選びます。

⑤「設定」画面に戻りますので、「OK」ボタンをクリックします。

 

図2 設定の画面

図2 設定の画面

 

 

■ファイル設定を行う

設定が終わったら、SFTPでVPSに接続して、ローカルとの間で相互にファイル転送を行うことができます。

VPSに接続するには、「ファイル」→「サイトマネージャ」メニューを選んでサイトマネージャを開き、「自分のサイト」のツリーでVPSを選択して、「接続」ボタンをクリックします。

はじめて接続したときには、「不明なホスト鍵」という画面が表示されます(図3)。「常にこのホストを信用し、この鍵をキャッシュに追加」のチェックをオンにして、「OK」ボタンをクリックします。

接続ができると、左右のツリーに、それぞれローカル/サーバーのファイル一覧が表示されます(図4)。これ以後は、一般的なFTPソフトと同様に、フォルダやファイルのアイコンをドラッグアンドドロップすることで、ローカルとサーバーとの間でファイルを転送することができます。

 

図3 「不明なホスト鍵」の画面

図3 「不明なホスト鍵」の画面

 

図4 VPSに接続できた状態

図4 VPSに接続できた状態

 

 

■SFTP Net DriveでVPSのディスクをローカルにマウントする

Windowsのみですが、「SFTP Net Drive」というソフトを使うと、VPSのディスクをローカルにマウントして、ローカルドライブと同じように使うこともできます。VPS上のファイルをエクスプローラで操作したり、Windows用の各種ソフト(テキストエディタなど)で直接開いて編集したりすることができます。

SFTP Net Driveは次のアドレスからダウンロードすることができます。ダウンロードしたファイルを実行すると、インストールすることができます。

 

http://www.sftpnetdrive.com/

 

SFTP Net Driveを初めて起動したときには、次の手順で接続の設定を行います。

①「Profile」の欄で「New Profile」を選択し、「New Profile」の画面を開きます。

②「New profile name」の欄に「VPS」など分かりやすい名前を入力します。

③「Host name of IP address」の欄にVPSのIPアドレスを入力し(図5)、「OK」ボタンをクリックします。

④元の画面に戻るので、「Username」の欄に「root」と入力します。

⑤「Authentication」の欄で「Key」を選びます。

⑥「Key」欄の右の「…」ボタンをクリックし、「Select SSH Key」の画面を開きます。

⑦「from file」をオンにし、「File Name」欄の右の「…」をクリックして、鍵のファイルを選び、「OK」ボタンをクリックします(図6)。

⑧元の画面に戻るので、「Drive Letter」の欄で、マウント先のドライブ名を選びます。(図7)。

⑨「Advanced」ボタンをクリックして、「Advanced Settings」の画面を開きます。

⑩「Drive」のタブに切り替えます。

⑪「Root folde on the Server」のところで「Server’s root folder」をオンにして(図8)、「OK」ボタンをクリックします。

 

これ以後は、「Connect」ボタンをクリックすると、指定したドライブにVPSがマウントされ、ローカルのドライブと同じように扱うことができます。

 

図5 VPSのIPアドレスを入力する

図5 VPSのIPアドレスを入力する

 

図6 鍵のファイルを指定する

図6 鍵のファイルを指定する

 

図7 マウント先のドライブ名を選ぶ

図7 マウント先のドライブ名を選ぶ

 

図8 「Server's root folder」をオンにする

図8 「Server’s root folder」をオンにする

 

 

 

 

 

うちだ
サービスクリエーション本部所属        (監修:とみなが)       

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