ドメインを設定しよう

Webサイトにアクセスする際には、通常はドメイン名を使います。そこで今回は、ドメイン名でアクセスできるようにするための設定手順を解説します。

 

■ドメインとホスト

■ホスト名(FQDN)の設定

■Apacheの設定

■DNSの設定

■動作の確認

 

 

■ドメインとホスト

一般的に、サーバーにアクセスする際には「www.foo.com」のようなアドレスを使います。例えば、Webサーバーを運用する場合、「http://www.foo.com/~」のようなアドレスでアクセスできるようにします。

アドレスの先頭の「www.foo.com」のような部分は、一般的に「ドメイン」と呼ばれています。しかし厳密には、「ドメイン」と「ホスト」の2つに分解されます。

ドメインは、個々のネットワークを識別する名前で、「foo.com」や「foo.co.jp」などの部分を指します。一方のホストは、ネットワーク内の個々のコンピュータを識別する名前のことです。例えば、「www.foo.com」というアドレスは、「foo.comドメインのwwwホスト」を意味します。

なお、「www.foo.com」のように、一般的にドメインと呼ばれているもの(正しくはドメインとホストを合わせたもの)は、正式には「FQDN」(Fully Qualified Domain Name)と呼びます。日本語で「完全修飾ドメイン名」などと呼ぶこともあります。

 

 

■ホスト名(FQDN)の設定

前述したように、サーバーマシンには、通常はホスト名を割り当ててアクセスします。ホスト名は英数字とハイフンを組み合わせてつけます。一般に、Webサーバーのホスト名は「www」にすることが多いです。

サーバーにホスト名でアクセスできるようにするには、OSの設定や、各種サーバーの設定、そしてDNSの設定を行います。まず、OSの設定方法を紹介します。

 

・/etc/sysconfig/networkファイルの書き換え

まず、「/etc/sysconfig/network」というファイルにFQDNを設定します。次のコマンドを実行して、このファイルを編集する状態にします。

 

リスト /etc/sysconfig/networkを編集する

sudo nano /etc/sysconfig/network

 

ファイルを開くと、「HOSTNAME=xxxx」のような行があります。この行の「xxxx」の部分を、サーバーに割り当てるFQDNに書き換えて、ファイルを保存します。

例えば、FQDNを「www.foo.com」にしたい場合だと、次のように書き換えます。

 

リスト HOSTNAMEの行の書き換え例

HOSTNAME=www.foo.com

 

・/etc/hostsファイルの書き換え

次に、「/etc/hosts」のファイルを書き換えます。「sudo nano /etc/hosts」のコマンドを実行して/etc/hostsファイルを編集する状態にし、その最後に「127.0.0.1 サーバーに割り当てるFQDN」のような行を追加して、ファイルを保存します。

例えば、FQDNを「www.foo.com」にしたい場合だと、次のような行を追加します。

 

リスト /etc/hostsファイルに追加する行

127.0.0.1 www.foo.com

 

 

■Apacheの設定

次に、個々のサーバーソフトで、ホスト名を使えるように設定します。

Apacheの場合だと、設定ファイル(httpd.conf)の中にFQDNを設定する箇所がありますので、そこを書き換えます。

まず、以下のコマンドを入力して、httpd.confファイルを編集する状態にします。

 

リスト httpd.confファイルを編集する

sudo nano /etc/httpd/conf/httpd.conf

 

次に、Ctrl+wキーを押して検索する状態にし、「#ServerName」と入力して検索します。

すると、「#ServerName www.example.com:80」の行が見つかります。この行の先頭の「#」を削除し、また「www.example.com」の部分をFQDNに書き換えます。

例えば、FQDNを「www.foo.com」にしたい場合だと、ServerNameの行を次のように書き換えます。

 

リスト ServerNameの行の書き換え

ServerName www.foo.com:80

書き換えが終わったらhttpd.confファイルを保存します。そして、VPSを再起動して、ここまでの設定が有効になるようにします。

 

 

■DNSの設定

レンタルサーバーでWebサイトにドメインを割り当てる場合、一般的にはドメイン登録業者(NTTPC「名づけてねっと」など)でドメインを取得した後、業者のDNSサービスでDNSの設定を行って、ドメインをレンタルサーバーのIPアドレスに結び付ける作業をします。

VPSでWebサイトを運用する場合も、ここまでのVPS側の作業を行っておけば、後はレンタルサーバーの場合と同じ手順です。ドメインをVPSのIPアドレスに結び付ければ、ドメイン名を使ってアクセスすることができます。

例えば、VPSのIPアドレスが「123.45.67.89」だとします。一方、このVPSに「www.foo.com」のドメインでアクセスできるようにしたいとします。この場合、ドメイン登録業者のDNSサービスを使って、「123.45.67.89」のIPアドレスを、「www.foo.com」のドメインに結び付けます。

 

 

■動作の確認

DNSの設定が終わったら、「http://www.foo.com/」のようなドメイン名でアクセスしてみて、VPS上のWebページが正しく表示されることを確認します。

なお、DNSは設定してから情報が浸透するまでに数分~数時間程度は時間がかかります。ある程度時間が経過してもVPS上のWebページが正しく表示されないようであれば、設定を間違えている可能性がありますので、設定を見直しましょう。

 

 

 

うちだ
サービスクリエーション本部所属        (監修:とみなが)       

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