ドメイン移管

ドメインは、必ず管理事業者によって管理され、ドメインの管理や設定情報変更は全てこの管理事業者を通して行うことになります。ドメイン登録者は取得したドメインの管理を別の事業者へ途中で変更することもでき、これを「ドメイン移管」といいます。

ドメイン移管により、管理費やサービスなどの面でメリットが得られることもあります。今回は、ドメイン移管の手続き方法や注意点について紹介します。

 

 

■ドメイン移管の流れ

■ドメイン移管の注意点

■ドメイン移管に伴うDNSの変更

 

 

■ドメイン移管の流れ

ドメインの取得代行やドメインを管理する事業者は多くあります。事業者ごとに料金体系は異なり、提供するサービスの内容や質にも違いがあります。自分に合った事業者を探し、より好ましい事業者にドメインの管理を依頼しましょう。

 

・これまでの管理事業者に他の管理事業者へのドメイン移管を申請

多くの事業者がWebサイトなどで申請を受け付けています。申請の際、料金が別途必要になることがあるので確認しておきましょう。

 

ドメイン移管を申請して「認証鍵」(またはAuthCode、AuthInfo)と呼ぶドメインを移管するのに必要なパスワードを入手します。管理事業者により入手方法は異なりますが、メールで送付されたり、管理画面にログインして契約者自身で取り出したりすることができます。

 

・移管する管理事業者に対してドメイン移管を依頼

こちらもWebサイトから申請するのが一般的です。ユーザー情報とともに、移管するドメインを申請します。移管先事業者からドメインの登録アドレス宛に移管の確認メールが送られ、その内容に従い手続きを行います。その後、現在の事業者より他社へドメインを移管するかの確認のメールや手続きがあります。

 

あとは事業者間で手続きが進められ、移管が承認されてから完了するまでは、数日から数週間かかります。

 

メールによる手続きは各管理事業者により異なり、かつ英文で案内が送られてくることもあるため、見落とされてしまうことがよくあります。必要な手続きを見逃して移管が進まないことが無いよう、事前に現在の事業者と新しい事業者に手続きの流れを確認しておくことをおすすめします。

 

 

 

■ドメイン移管の注意点

ドメインを移管したいと思った場合、どんなドメインでも移管できるわけではありません。ドメインの種類によっては管理している業者が限られているケースもあるのです。

ドメイン移管の際にはどんな点に注意すればいいでしょうか。

 

・ドメインの利用期間に注意しよう

ドメインの種類により異なりますが、一般的にはドメイン事業者でドメイン登録を完了してから60日間は移管できなくなっています。事業者のサービスが良くないからと次々と事業者を替えることはできません。他にも、ドメインの期限が切れているものや、あと数日で期限が切れてしまう場合も移管できないことがあります。ドメインの利用期間には注意しましょう。

 

 

・DNSサーバーの設定引き継ぎについて

ドメイン移管の際に、DNSサーバーの設定を引き継げずに無効となってしまうケースがあります。これまでの事業者で使っていたDNSサーバーの設定情報を引き継げないと、移管後の事業者では各種サーバーにアクセスできなくなってしまいます。

これまで設定していたDNSサーバーの情報を、移管後も有効にできるかどうかを確認しておくことが必要です。

 

 

 

■ドメイン移管に伴うDNSの変更

ドメイン移管するときにDNS変更が必要になる場合があります。現在のDNSがドメインとセットで契約されている場合は新しいDNSを移管先で新たに契約し、ドメインと同様に移管(変更)してください。ただし、レンタルサーバーとセットでDNSを契約しているのであれば、ドメインだけ移管しても前のDNSと紐づけて利用できますので、サーバーを移設しないのであればDNSの移管(変更)は不要です。

 

DNSの移管が必要な場合は、移管先事業者が提供するDNSサービスを契約しましょう。移管先事業者がDNSサービスを提供していない場合は、レンタルサーバー事業者で契約します。たいていのドメイン事業者またはレンタルサーバー事業者はDNSサービスをオプションなどで提供しています。

 

・用途にあったDNSサービスの選択を

DNSサービスによって、記述・編集できるレコードのタイプには違いがあります。現在のサービスで登録しているレコードのタイプが移管先の新たなサービスでサポートされるタイプかどうか確認してから、DNSサービスを契約しましょう。

 

独自ドメインでWebサーバーやメールサーバーを運用する場合、レコードの記述や編集が行えると次に示すようないろいろなことが可能になります。

 

例えば、次のようなレコードがあります。

・A…IPアドレスを指定することができます。

・CNAME…別名を指定できるレコードで、別サイトへの転送ができるようになります。

・MX…メールサーバーを指定するレコードで、優先度を決めてメール配信ができ、メールの紛失を防ぐのに役立てることができます。

・SPF…送信ドメイン認証に対応したレコードで、なりすましでのメール送信を防ぐことができます。

・PTR…逆引き用のレコードで、IPアドレスからドメイン名を調べられるので、Webサーバーのログを解析して、アクセス元がわかります。

 

 

DNSサービスは、どこでも同じなのではなく、編集できるレコードが違えば、提供できるサービスも異なります。従来からのサービスを継続できないことがないようレコードにはさまざまなタイプがあると知り、その点をふまえて安心して移管できるサービスを探してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うちだ
サービスクリエーション本部所属        (監修:とみなが)       

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